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株式会社 蒜山地質年代学研究所

地質技術 No. 2

西南日本内帯の白亜紀~古第三紀珪長質火成岩類の年代学的研究

 西南日本内帯における白亜紀~古第三紀の火成活動は,膨大な量の珪長質マグマを地殻浅部へもたらした大陸地殻の成長現象として捉えることができます.この大量の珪長質火成岩類が分布する中国~中部地方においては,地表に噴出した火山岩類(かつての火山体)と地下に定置した花崗岩類(かつてのマグマ溜り)を観察することができ,これらの形成過程を地質学的に読み解くことで,この現象の理解に繋がることが期待できます.そのためには,これら火成岩類の地質学的関係や岩石学的性質に加え,年代データが必要となりますが,この地域の火成岩類(特に火山岩類)は噴出あるいは定置後の複雑な熱史及び変質作用のために形成年代を求めることが容易ではなく,未だ研究途上にあると言えます.

高田流紋岩類灰ヶ峰層の K-Ar 年代


北アルプス,笠ヶ岳流紋岩類の Rb-Sr 年代と K-Ar 年代


大山火山における深層ボーリング試料の岩石記載と K-Ar 年代


【事例紹介】 破砕帯を含むボーリングコアの半割研磨片作製


地質データベース作成企画[岩石図鑑] No.2 高田流紋岩類


 上記の研究論文とは別に,本号の最初には「破砕帯を含むボーリングコアの半割研磨片作製」の事例紹介を掲載しました.本紹介では,ボーリングコアの樹脂固化から半割,研磨に至る一連の作業を注意深く行うことで,断層破砕帯や地すべり面などの脆弱な部分の組織観察が可能となることを解説しています.また,地質データベース「岩石図鑑」の第二弾として,今回は高田流紋岩類を取り上げ,その岩相の特徴および偏光顕微鏡写真を図版としてまとめています.

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