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株式会社 蒜山地質年代学研究所

地質技術 No. 8

地質学に基づいた科学教育の実践

 地質学が直面している人材育成やそれに関わる課題の解決のためには,多くの人々に地質学の魅力を知ってもらい,質学のファンを増やすことが必要と考えますが,それには,実際に地質学の魅力を体験してもらうことが重要ではないでしょうか.今回は,「地質学に基づいた科学教育の実践」をテーマとして掲げ,体験の実践事例として,2編の読み物を掲載しました.一つは,小学校および高校における科学教育の例で,現役の高校教師によるものです.昨年(2017年)10月に開催された地球史研究所オープニング記念国際会議 in 岡山(NPO法人地球年代学ネットワーク主催,弊社協賛)にて発表された論旨にもとづく執筆をお願いしました.もう一つは,本年度から始まった,NPO法人地球年代学ネットワークと岡山県備前県民局の協働提案事業「ジオの魅力を学び体験する協働提案事業の推進」に関連するもので,地域の人の中からジオツーリズムのガイドを養成することを念頭においた,体験型教育の例です.前者にはすでに数多くの実績があり,後者もその取り組みが軌道に乗りつつある実例です.科学教育に関心のある方にとって,参考となればと期待しております.
 この他に,通常原稿として技術報告1編,また,特別寄稿として読み物1 編も掲載しております.

【地質データベース】[露頭紹介]津山盆地北縁の断層-那岐山断層帯と美作衝上-


【読み物】高等学校における科学研究の現状と小学校教育に対するアプローチ


【読み物】吉井川中・下流域のジオサイト候補見学会


【技術報告】吉備高原東部に分布する代表的基盤岩の斜面勾配


【読み物】再考「蒜山(高原)高天原」説


 上記に加え,巻頭カラーページには,地質データベース[露頭紹介]津山盆地北縁の断層―那岐山断層帯と美作衝上―(曽根原・八木)を掲載しております.県北の津山盆地の北側には,那岐山に代表される比高1,000m に及ぶ急峻な山地が広がっており,その形成に関わる断層の地形と露頭を紹介しております.
 以上のように,今号は読み物を中心とした構成であり,これまでの通常号に比べ取り付きやすいものになっているのではないかと考えております.今号が少しでも多くの方の関心を引き,地質学のファンを増やすことにつながれば望外の幸せです.

 △クリックするとPDFファイルを表示できます

   

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