高等学校における科学研究の現状と小学校教育に対するアプローチ~5年間の高等学校-小学校接続から浮かび上がった課題と成果~

川勝 和哉

 高等学校の現役教師であり,教育活動において多くの表彰を受けている著者が,地学教育の現状とその問題を指摘しております.その中で強調されているのは,中高生の理科好きを育てるためには,小学生時代の経験(「なぜ」に対する探求)が重要ということです.一方で,小学校の教師には,観察や実験の重要性を認識しつつも,その実施に不安を感じる人が多いという現状があります.著者は,小学校教育での地学への関わり方が重要と考え,問題解決への取り組みとして,指導する地学部の高校生の活動と著者自身の活動を紹介しております.

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