測定手法について

主な測定目的


測定対象物

  • 火山岩(石基,斑晶鉱物:雲母類,角閃石類,長石類,輝石類)
  • 深成岩(角閃石,黒雲母,カリ長石など)
  • 変成岩(白雲母,黒雲母,角閃石,斜長石など)
  • 変質岩(雲母粘土鉱物,氷長石)
  • 断層岩(雲母粘土鉱物)

測定条件

  • 測定対象物が新鮮で均質であること。
  • 年代が若く,K含有量が低いほど,年代測定を行うために必要な分離済み試料の量が多くなる。

特 徴

  • Kは天然に存在する鉱物中に普遍的に含まれるため,適用できる鉱物種が多い。
  • 地球創成期から約10万年前の若い年代の試料まで,地質試料のほとんどが測定対象となる。
  • 基本的にアイソクロンを引く必要がなく,一つの試料のみで年代を計算することが可能である。
  • 既知量の38Arをスパイクとする同位体希釈法によりArの定量を行う。
  • K分析およびAr同位体測定をそれぞれ独立で行うため,測定対象物の不均質さにより年代値の確度および精度が左右されることがある。
  • 風化・変質によるAr損失,あるいは不充分な脱ガスによる過剰Arの存在が年代値の確度に影響を与える場合がある。

K-Ar法
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