地質技術 創刊号No. 1
より高精度高確度の放射年代測定を目指して
研究報告誌「地質技術」の記念すべき創刊号の研究対象は,蒜山地質年代学研究所の創業時からの主力業務であ る「放射年代測定」としました.放射年代測定は,それぞれの原理が提案されてから現在に至るまで常に発想と工 夫によって手法としての進歩を重ね,高精度化と高確度化を実現してきました.本創刊号では放射年代測定の現 状を知るために,「より高精度高確度の放射年代測定を目指して」をテーマとして掲げ,ルミネッセンス法(TL, OSL),アルゴン- アルゴン法(40Ar/39Ar)および カリウム- アルゴン法(K-Ar)をターゲットとして,その精 度と確度の向上にチャレンジした4 編の論文を掲載しました.ルミネッセンス年代測定を開始するための心得―日本における年代研究の現状―
神戸層群北畑凝灰岩に含まれる軽石中の黒雲母の40Ar/39Ar年代測定
若い火山岩の高確度年代測定―K-Ar感度法―
塩酸処理による主要鉱物のK-Ar年代への影響
地質データベース作成企画[岩石図鑑] No.1 万成花崗岩
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