地質技術No. 15
黒瀬川帯と東アジア先ジュラ紀ニッポニデス造山帯:
銚子半島の三畳紀付加体の地体構造上の意義
磯﨑 行雄・堤 之恭・岩本 直哉・上田 脩郎

黒瀬川帯は,西南日本外帯の地体構造区分の一つで,周囲のジュラ紀付加体とは異なる特徴的な地質から構成されています.著者らは砕屑性ジルコンのU–Pb年代法を用いて,その分布の東方延長を探り,黒瀬川帯が関東の銚子半島まで追跡できることを新たに発見しました.また,更な
る延長部について,日本列島のみならず東アジア全体の地体構造に関する最近の知見に基づいて検討を行い,黒瀬川帯とその相当地質体は,大・南中国地塊の縁辺沿いにおいて形成された約3,000 km長のニッポニデス造山帯の古生代・三畳紀部分に当たることを議論しています.















