地質技術No. 15-2
フラックスゲートセンサーと戦争—三式一号磁気探知機物語—
里和 玲伊

本稿は、第二次世界大戦における日本の対潜哨戒技術、特に航空機搭載用の磁気探知機(KMX)と、その根幹技術であるフラックスゲートセンサーについて概説しています。KMXが潜水艦探知に利用された背景として、磁気は水中を透過するという特性が重要であり、資料ではKMXの開発と実戦での運用方法、および直面した技術的課題が詳細に記述されています。また、この磁気センサーは古地磁気学分野における残留磁化測定にも使用されるなど、戦後の科学技術への応用についても言及されており、現代の海上自衛隊の哨戒機に搭載されている磁気探知機にも技術が引き継がれていることを示しています。















