測定手法について


主な測定目的


測定対象物

  • 岩石中のジルコン

原 理

  • 放射性元素のUが放射壊変してPbに変わることを利用します.
  • 測定対象物が形成されてから現在に至るまでに増加したPbの量から年代を算出します.

特 徴

  • 100万年前から数十億年前までの幅広い年代の測定が可能です.
  • 特にジルコンは数100ppmのUを含むこと、初生的なPbを含みにくいことから測定に適しています.
  • ジルコンの累帯構造ごとに成長段階の年代を測定することが出来ます.
  • 目的に応じて分析機器(SHRIMP,LA-ICP-MS)の選択が可能です.
  • <クリックで機器の比較を表示

測定のための注意点

  • 1回の測定でジルコン粒子が30から100点程度必要です.
  • 分析に必要な岩石量は,500g~1㎏程度です(ジルコンの含有量によっては更に必要な場合もあります).


関連する研究報告誌「地質技術」